Hitomi's Blog

前山 仁美のBlogです。http://hitomi.blog1.fc2.com/

ピティナ入賞者記念コンサート@紀尾井

2007-03-30-Fri-01:36
あたたかい陽射しが降りそそぐ午後、紀尾井ホールへ向かう道に
桜がきれいに咲いていて、枝の間にとても気持ちの良い風がとおりぬけるのを
見て、とても澄んだ、清々しい気持ちになれました。
こういう自然がつくりだす素晴らしい瞬間は、本当に人を豊かにさせる力が
ありますね。目にはいり込む風景は自然とエネルギーとなり、
あたたかい気持ちになり、そして笑顔になってしまいます。

紀尾井ホールにはもう何回も足を運んでいますが、こんなに
美しい季節に伺ったことは、今までなかったかもしれません。
今まで上原彩子さんや鈴木弘尚さん、ルガンスキーなど、たくさんの
演奏を紀尾井で聴いてきましたが、毎回ホールやピアノの印象も違い、
自分で弾いてみたらどうなるのだろう…と想像しては、いつか
弾けることを夢みていました。
演奏会ではラフマニノフのソナタ2番を演奏しましましたが、
まだまだ足りない部分はあったものの、ホールで弾けたということが
とても嬉しかったです。
この曲は、私にとって、精神的というよりも体力的に大変な曲なのですが
これから勉強しなおして、またステージで弾けることを楽しみに、
頑張ろうと思います。

聴いてくださったすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

2007年、記念の年

2007-03-21-Wed-01:29
モスクワ音楽院で売られている(なぜかクロークのところに)音楽新聞に
2007年に記念の年となる芸術家の名前が、たくさん書かれていました。
音楽家だけではなく、画家や作家なども記してあって、とても興味深いです。

たくさんあるので全ては書ききれませんが、今月だと、
14日 没後20年 ドミトリー・カバレフスキィ
19日 生誕90年 リパッティ
21日 生誕80年 スタニスラフ・ネイガウス
26日 没後180年 ベートーヴェン
28日 没後175年 ゲーテ
31日 生誕175年 ハイドン

その他2007年で、大きく見出しが出ている人は、
01月02日 生誕170年 バラキレフ
01月28日 生誕120年 アルトゥール・ルービンシュタイン
04月08日 生誕315年 ジュゼッペ・タルティーニ
04月17日 生誕125年 アルトゥール・シュナーベル
04月25日 生誕150年 レオンカバロ
06月02日 生誕150年 エルガー
06月17日 生誕125年 ストラヴィンスキー
07月02日 生誕130年 ヘルマン・ヘッセ
07月11日 生誕100年 オボーリン
07月15日 没後150年 チェルニー
07月24日 没後250年 スカルラッティ
08月15日 没後100年 ヨアヒム
09月04日 没後100年 グリーグ
09月25日 生誕75年  グレン・グールド
09月26日 生誕130年 コルトー
10月06日 生誕125年 シマノフスキー
10月27日 生誕225年 パガニーニ
11月28日 生誕375年 リュリ
12月10日 生誕185年 セザール・フランク
12月28日 没後70年  ラヴェル

この新聞はロシア語のみですが、新譜情報やコンクールの情報、
それに去年だとショスタコーヴィチの特集をしたり、音楽院の
先生へのインタビューなど、読んでみると面白いです。



春は大好き!

2007-03-17-Sat-01:38
今日は、久しぶりに青空がでて、とてもいいお天気でした。
+8℃位あり、ダウンジャケットをはおって学校に行ったら、
少し暑く感じました。
いよいよモスクワにも春が近づいてきたのかもしれません!

レッスンの後、大ホールのインフォメーションに寄ってみたら、
ニコライ・ルガンスキーのチラシを発見。来月5日にリサイタルが
あるそうで、さっそくチケットを手に入れました!
(学生証があれば無料なのですが、いい席で聴きたいため、購入♪)

lug1.jpg

曲目が、すごいのです!!

ベートーヴェン ソナタ 第17番
ラヴェル 夜のガスパール

ラフマニノフ 楽興の時
ラフマニノフ ソナタ2番 改訂版


チラシを見た時、叫ばずにいられませんでした(笑)
ラフマニノフを生で聴けるなんて!とっても嬉しい。。

家に戻っても、チケットを見ては幸せな気分に浸っています(*^^*)

これは、廃墟の中頑張って生活している私への、
神様からのごほうびかもしれない…(笑)と思いながら、工事の音に耐えつつ
再来週の本番に向けてまた頑張ります☆

廃墟

2007-03-07-Wed-00:00

今、モスクワ音楽院の寮の中、特に私の住んでいる3階は、すごいです。

工事の音がすごいばかりでなく、あたり一面に散らばる瓦礫、
セメント、木くず、その他ちょっと意味の分からないものや、
見たくないものまで、とにかく汚いのです☆

工事を見ていても、日本のそれとは全く違い、とにかく荒い。
日本の工事って繊細だなぁと思いました(笑)。
(工事に繊細とかあるのか?と思うけれども、それくらいすごい)

今週は残念なことがあって、共同の台所の蛇口が二つあるうちの
両方壊れました。片方は水が出てくる管がもぎとられ、
もう片方はお湯と水を調節する、左右にまわすあの
レバーがなくなりました。
レバーのほうはもちろん水もお湯も出ないのですが、管が
もぎとられた方は、ありえない水の出方ですが、かろうじて水を
出せていました。
たぶん、誰かが盗んだのかなとおもうのですが、それにしても
水ひとつ出すにしても、やりにくい・・・!!
でも、今朝見たら一つは完全になくなっていましたが、
もう一つの方は全部新品になっていて、ちゃんと水もお湯も
出ました♪


・・・蛇口ひとつでこんなに盛り上がれる国、ロシア。
いまさらですが、すごい国です。


ほんと、3階はもう廃墟です。。。

でも、廃墟に住めるのも一生の内、きっと今しかないと
前向きに考えて過ごします♪


しかし、去年から続いているこの工事、一体いつ終わるのでしょうか。
きっと、来年終わればいい方かな。

アレクセイ・スルタノフ 追悼コンサート

2007-03-06-Tue-00:56
4日夜に、モスクワ音楽院大ホールにて、スルタノフの追悼
コンサートが行われました。

出演者はアンドレイ・ガヴリーロフ、セルゲイ・スルタノフなど。
曲は、ショパンの夜想曲からバラード4番、プロコの7番、
プーランクの2台ピアノのための協奏曲、ショパンのピアノ協奏曲
1番など、多彩なプログラムでした。
私はスルタノフの存在はかなり前から知っていたものの、生演奏を
聴くことが出来ないまま、彼はこの世から旅立ってしまいました。

でも、数々の音源を聴くと、とても人間的で、心のおもむくままに
奔らせる指からわきたつ音、そして何といってもある種の存在感、
彼独特の芸術が心をとらえて離しません。

コンサートの曲間でスルタノフのプロコフィエフ、ピアノ協奏曲
2番の2楽章の録音がホールに流れたのですが、それが
今回のコンサートの中で一番印象的でした。
“人を惹きつけるような音楽”とは難しいもので、
そこには聴衆と演奏者の間の微妙な温度が存在します。
スルタノフは、その温度や壁を上手く使っているように私は感じます。

あと、演奏中にホールの横にスクリーンが出ていて、
そこにスルタノフの幼い頃のものや最近の写真が、たくさん
出てきました。とっても素敵な笑顔のスルタノフの写真が
次々と出てくるので、演奏聴きつつ、見つつ・・・で忙しかった(笑)。

追悼コンサートのプログラムにスルタノフのCDが付録でついて
いたのですが、これも素晴らしかったです。ノクターンが特に
印象的でした。去年、若くしてこの世を去った彼が奏でていた音を、
もっと多くの人に聴いてもらいたいと思いました。
HOME