Hitomi's Blog

前山 仁美のBlogです。http://hitomi.blog1.fc2.com/

アレクセイ・スルタノフ 追悼コンサート

2007-03-06-Tue-00:56
4日夜に、モスクワ音楽院大ホールにて、スルタノフの追悼
コンサートが行われました。

出演者はアンドレイ・ガヴリーロフ、セルゲイ・スルタノフなど。
曲は、ショパンの夜想曲からバラード4番、プロコの7番、
プーランクの2台ピアノのための協奏曲、ショパンのピアノ協奏曲
1番など、多彩なプログラムでした。
私はスルタノフの存在はかなり前から知っていたものの、生演奏を
聴くことが出来ないまま、彼はこの世から旅立ってしまいました。

でも、数々の音源を聴くと、とても人間的で、心のおもむくままに
奔らせる指からわきたつ音、そして何といってもある種の存在感、
彼独特の芸術が心をとらえて離しません。

コンサートの曲間でスルタノフのプロコフィエフ、ピアノ協奏曲
2番の2楽章の録音がホールに流れたのですが、それが
今回のコンサートの中で一番印象的でした。
“人を惹きつけるような音楽”とは難しいもので、
そこには聴衆と演奏者の間の微妙な温度が存在します。
スルタノフは、その温度や壁を上手く使っているように私は感じます。

あと、演奏中にホールの横にスクリーンが出ていて、
そこにスルタノフの幼い頃のものや最近の写真が、たくさん
出てきました。とっても素敵な笑顔のスルタノフの写真が
次々と出てくるので、演奏聴きつつ、見つつ・・・で忙しかった(笑)。

追悼コンサートのプログラムにスルタノフのCDが付録でついて
いたのですが、これも素晴らしかったです。ノクターンが特に
印象的でした。去年、若くしてこの世を去った彼が奏でていた音を、
もっと多くの人に聴いてもらいたいと思いました。

COMMENT



なんと

2007-03-06-Tue-10:07
えええ、私知らなかったです。レポートありがとうございます。セルゲイさんて弟さんですよね。
こんなイベントがあって嬉しいです。

ガヴリーロフ♪

2007-03-06-Tue-21:27
スルタノフのコンサート、小学生の時に聴きに行きました。
演奏も印象的でしたが、もっと印象的だったのが
演奏後にCDを買った時に握手をしてもらったのですが
手が男のピアニストのわりに小さかったこと。
「こんな小さな手であんなに凄いピアノが弾けるんだ。」
と驚いたことを今でもよく覚えています。
一時期再起不能との話を耳にしたのですが、
きっといつか戻ってくるに違いないと思っていたので
スルタノフのあまりにも若過ぎる死を知った時は本当に残念に思いました。

でも、こういう形で追悼コンサートとかがあると
スルタノフの音楽がいつまでも生き続けるような感じがしていいですよね。
あと、個人的に私もガヴリーロフの演奏が聴きたかったです。
ガヴリーロフの生演奏は聴いたことないのですが、
CDを聴くと開いた口が塞がらなくなるのは私だけでしょうか(笑)。
特にイスラメイとかショパンのエチュード10-4とか。。。
木枯らしに至っては背中が仰け反ります(笑)。
最近のガヴリーロフの演奏は変わってしまったと聞きましたが。。。
それでもやはり生演奏を聴いてみたいピアニストの一人です♪

>Murakamiさん

2007-03-07-Wed-02:25

私の友達でも、好きな人がかなりいます。特にロシア人にとっては
憧れの存在なのかもしれません。
セルゲイ・スルタノフは2台ピアノのプーランク弾いていましたよ♪

>くりぱんさま

2007-03-07-Wed-02:26
くりぱんさん、こんにちは!

聴きに行かれたのですか!いいな〜!!
そうですよね。映像見ると手が小さいなぁと思います。
身長も、そんなに高くはないのでしょうか。
私の手も大きくはないのですが、小さいなりのメリットを
考えて弾いています。あの音程がとどいたら
いいのに!と思うことはありますが、今のところ不自由は
していないかなぁ。でも、スルタノフのあの打鍵は
すごいですよね!

モスクワは頻繁に過去の演奏家や作曲家などの記念コンサートや、
お誕生日コンサート、追悼コンサートがあります。
日本にもありますけど、もっと増やしたら故人の思い出が
よみがえってきたり、はるか昔に生きていた人に思い馳せたり
できて、良いですよね。
ガヴリーロフの演奏は、以前とは違いますね。
ずっと弱音でピアノを鳴らしていて、最初のほうは
聴いていて惹きこまれるのですが、ずっとそれを聴いていて
途中から、私はちょっと疲れてしまいました(笑)。
それが、ブログに書いた聴衆との間にある微妙な温度だと
思い、考えさせられました。
でも、好きな人はすごく好きなのかなぁと思います。

はじめまして

2007-03-07-Wed-14:32
はじめまして。スルタノフさんの1ファンです。murakamiさんのブログでこの記事を知りました。本当にお知らせくださってありがとうございます。前山さんのことはmurakamiさんから浜松コンクールで注目の人と紹介されて知りました。とても個性的で魅了的な演奏でまるでコンサートを聴いているようだと思いました。モスクワで更なる向上を目指していらしゃるんですね。すばらしい!ガブリーロフはスルタノフと同じレフ・ナウモフ先生に習った人ですよね。前山さんの先生はどなたですか。これからも期待しております。お体に気をつけて頑張ってください。

>ペンギンさま

2007-03-07-Wed-17:40
はじめまして!コメントありがとうございます^ ^
murakamiさんのところからいらしてくださってのですね。
嬉しいです。

私の先生はパーヴェル・ネルセシアンという先生です。
日本でも、夏には東京でマスタークラスをしたり、
秋ごろにはリサイタルもしています。
素晴らしい音色をピアノから引き出す方なので、
機会がありましたら、ペンギンさんもぜひ聴いてみてください。

2007-03-07-Wed-21:54
先生のことプロフィールに載っていましたね。大変失礼いたしました。時にお願いがあるのですが・・・。ずうずうしくてすみません。この素晴しい記事をスルタノフの奥さんのダーツァさんに英訳して送ってもいいですか。勿論私は英語が苦手なので訳したものは添削してもらいますが、日本語とニュアンスが少し違ってしまう箇所も出てしまうかもしれませんので、ご了承していただければとても嬉しいのですが。ダーツァさんもきっと喜ばれると思います。

>ペンギンさま

2007-03-08-Thu-17:25
わぁ、奥様にお送りしていただけるのですか。
それは私もとても嬉しいです。こんな文章で申し訳ないのですが・・・。

コンサートでスルタノフのプロコの録音が流れて終わったとき、
すごい拍手が起こったんですよ。スルタノフがいるわけでもないのに・・・!
録音からも、その素晴らしい演奏が手に取るように伝わってきました。

2007-03-08-Thu-23:35
ありがとうございます。校正でき次第遅らせていただきます。もし校正者がいないときは私の下手な英訳で送らせて頂くかも知れませんがお許しください。
本当にありがとうございます。会場の雰囲気が良く伝わりました。私もいつも彼の演奏を聞くと、一人でいてもつい拍手してしまうのです。(笑い)

アレクセイ・スルタノフの奥様から

2007-03-12-Mon-14:37
スルタノフの奥様ダーツァさんに、コンサートの文を英訳して送らせて頂きました。とても喜んで、公式ホームページのmemoriesにこの文を載せてもいいかとおっしゃっています。ここにはキーシンさんやスルタノフの同級生のピアニストや、ネイガウス先生の息子さんなども投稿してくださっています。私としてもこの美しい文を是非memoriesに載せていただけたらなあと思います。
英訳は結局構成者にお願いできず、私のもので送りました。
奥様からのメール、その部分の抜粋お送りします。
エリザベス国際ピアノコンクールの準備でお忙しいところすみません。ymさんも私も心より応援しています。 

thank you so very much for sharing with me Miss Maeyamas memory of the concert in Moscow in Alexei's honor. It is a beautiful memory. And I am so happy that you emailed it to me!
I was not able to go to Moscow for this concert, and I really wanted to do it.
Thank you so much!
I wonder if Miss Maeyama would give us her permission to put her memory on Alexei's web site's Memory page.

>ペンギンさま

2007-03-12-Mon-17:22
わぁ!すごく感動してます。
私の文章を、奥様がご覧になったのですね!
ペンギンさん、ありがとうございます!

やはり、奥様はコンサートにはいらっしゃていなかったのですね。
私のブログで、少しでも、会場の雰囲気が伝わったと
思うと、すごく嬉しいです。
スルタノフの公式ホームページに文章がのるなんて、恐縮ですが、
お役に立ちそうでしたら、載せてください。

ペンギンさんに重ねて感謝申し上げます。ありがとうございました。

ご承諾ありがとうございます。

2007-03-12-Mon-20:21
承諾くださりありがとうございます。私の訳はかなり
意訳かもしれませんので、只今ブログで公開してどなたか校正に協力してくれないかと募っています。仁美さんもよろしかったら私のブログの英訳を読んでこれでいいか検討していただけますか。コンクールの準備で大変なところ、誠にお手数かけて申し訳ありません。よろしければコメントにOKまたはNOとだけでも入れていただけますか。本当にありがとうございます。

http://blogs.yahoo.co.jp/minghai_kz/archive/2007/3/12←こちらをご覧ください。

>ペンギンさま

2007-03-14-Wed-02:21
ブログに書いてくださって、ありがとうございます。
先ほど、当日演奏会に出られた方を書いてみましたので
ご参考までに!

2007-03-14-Wed-11:06
スルターノフ。多分、日本人で一番長い付き合いだったのが私です。
初めて会ったのはアリョーシャ15歳の時。
私は留学中でした。
あの頃のアリョーシャのことを当時連載していた『ピアノの本』に紹介しました。
いっぱい写真も撮ったし、ЦМШの授業や試験を見学させて貰ったこともあります。
今度、我が家にいらした時に、10代のアリョーシャ君の写真をお見せします♪

ありがとうございます

2007-03-14-Wed-18:10
前山様
英語訳はmurakamiさんが添削してスルタノフの英語の先生に送って校正していただくそうです。正しい英訳が載ると思いますのでご安心ください。出場者の情報ありがとうございました。訂正しました。

Russkaya muzyka様
そんな素晴しい経験をお持ちだなんて!!!
是非私達に情報をいただけませんか。
その「ピアノの本」はなんという本ですか。出版社名なども教えていただけるとありがたいです。
前山さんへのコメントなのに横から口を出して大変失礼致しました。

>Russkaya muzykaさま

2007-03-15-Thu-01:22
えぇぇ!知らなかったです。先生、すごすぎ…!
ルガンスキィの件は知っていたものの、スルタノフまで。。。
モスクワ音楽院の前はツェムシャーだったのですね。
写真もぜひ見たいので、先生、探しておいてください(笑)!

>ペンギンさま

2007-03-15-Thu-01:24
他にもなにか必要な情報がありましたら、協力させて頂きます^ ^*
スルタノフの英語の先生・・・なんかすごくなってきましたね(笑)。
なんだか私の稚拙な文を、、恐れ多いです。

2007-03-15-Thu-18:43
>ペンギン様

『ピアノの本』とは、ヤマハが年六回出していた小冊子です。今もあるのかどうか分かりませんが、1985〜87年にかけて、ロシア・ピアノ界の教育制度や神童・若手達を紹介した連載記事です。
上野の音楽資料室などに行けば、バックナンバーが見られると思います。私自身は一部ずつしか所有していませんので、残念ながらお譲りできません。
ごめんなさいね。
私が留学していた頃は、ちょうどブーニンがショパンコンクールに優勝して、ロシアの若手が世界的に注目されていた時期。
当時修論を書くために音楽学で留学する傍ら幾つかの雑誌に連載を持っていた私は、独自にネットワークを張って情報収集し、ブレイクする前のキーシン、ルガンスキー、スルターノフ、リツキー、ベレゾフスキーらと知り合い、日本に紹介しました。
今、読んでも中身の濃い連載だったと思います。
帰国後、編集部からは単行本にしないかと誘われたのですが、専門がお堅い音楽学だったので、あっさり断ってしまいました。あの時に出版していたら、彼らの日本での知名度や情報の集まり方も、今とは違ったものになったかもしれません。
スルターノフのことはその後、二度ほど雑誌に書き、恐らくペンギン様が関わっておられるサイトにも、私のインタヴュー記事が資料として保存されていたような気がします。
取材で喋ってくれたアリョーシャの声も、テープに残っています(^_^)

>仁美ちゃん
アハハ。貴女に隠していることが、まだまだいっぱいあるのです(^^;)

私も割り込んですみません

2007-03-15-Thu-21:07
スルタノフ応援ホームページ管理人の村上です。仁美さんのページに割り込んですみません。
muzykaさまは、ひょっとすると、F・Hさまですよね。いつも雑誌の記事やインタビューありがとうございました。楽しみに読んでおりましたよ。いつか直接お話出来る日が来ると嬉しいです。是非ロシアピアニストについての記事を書く機会などありましたら、またスルタノフの思い出話など書いて頂けると嬉しいです。

仁美さんへ>
お忙しいのにみょーなことに巻き込んでしまってすみません。書いて頂いたレポートは、綺麗な形でオフィシャルページに掲載していただけるよう、調整しますね。
また素敵な演奏が聴けるのを楽しみにしています。

2007-03-16-Fri-19:53
仁美様

本当にお騒がせいたしました。いろいろありがとうございました。日本にいらっしゃるのですね。楽しみにしております。いろいろありがとうございました。
コメント欄までお借りして、本当に図々しくて申し訳ございませんでした。今後自重いたしますので、安心して準備にご専念くだいませ。(^0^)

muzyka様
ピアノの本は1999年ムジカノーヴァ6月号とその別冊のことですね。ありがとうございます。音楽院のスルタノフについては情報が少ないので、このようにご高名な方にぜひとも素晴しいエピソードを上梓していただけたら嬉しいことです。あの時代は前後して今に到るまでロシアの若いピアニスト達が続々と世に出ている1つの黄金期と思っておりますので、音楽界の貴重な資料にもなるのではないでしょうか。実現したら真っ先に購入させていただきます!!

知りませんでした!ショック!!!

2007-06-06-Wed-17:41
はじめまして!

今回次女がピアノのコンクール(昨年のリベンジをすると張り切っています!)で三善作品を弾くことになり、C.Dを探していましたが見つからず、「そうだ・・・スルちゃん(スルタノフ)元気かなあ〜」と初めて検索したところ・・・お亡くなりになっていたなんて知りませんでした。

1993〜1996年にワルシャワで暮らしており、もちろんショパンコンクールは予選からファイナル、入賞者コンサートまで主人に同じ席を買ってもらい1日2回会場に足を運びました。今は入手困難と言われているコンクールCDは2組ずつ買い時々聴き入っています。
ピアニストの高橋多佳子さんのご主人で下田幸二先生から、今回(1995年)のコンクールは爆弾男の威名をもつスゴイやつが出る・・・と言われていたので、その方がいつ出るのか、それは楽しみでした。
当日の熱気はものすごかったのを覚えていますし、小柄な体型から一瞬で聴衆を釘付けにした演奏は鳥肌が立ちました。
帰国してからは子育てや、たびたびの転勤で人間関係を作ることことに追われていました。

昨年、あの時のコンクール以来久しぶりに及川浩治さんのリサイタルに3人の子どもを連れていきました。
力強く、迫力のあるショパンを聴き、いつかスルちゃんのコンサートに行くぞ・・・と心に決めていました。
どことなく、及川さんの演奏がスルちゃんのあの時の弾き方、表現力にオーバーラップしていたからです。

1995年 9月だというのに夏のような暑さで始まったショパンコンクールは、ファイナルの時には毛皮を着て聴きに行きました。
カナダ人のリビ・ウーの演奏がとてもきらびやかで優雅で、入賞しなかったのが残だったことを思い出しました。でもやっぱりスルちゃんはすごかったです。
その後ポーランド国営TV主催だったでしょうか・・・(定かではありませんが?)彼のコンサートを聴きに行き、コンクールとはまた違った演奏を聴くことが出来ますます虜になりました。

ひとみさんのブログにどこの馬の骨かわからないような私が書き込みしていいものか迷いましたが、このサイトにたどり着かなかったら、未だにスルちゃんはどこかで、力強い演奏、人を自分の世界に引きずり込む、魅力的な演奏をしていると思い続けていたでしょう。主人が帰ってきたら早速悲しいお知らせをします。
またおじゃまさせていただきます。有り難うございました。

>すわちゃんさま

2007-06-07-Thu-00:04
はじめまして!書き込みありがとうございます。

わたし、すわちゃんさまが羨ましいです…!
ショパコンの時のスルタノフの演奏を聴かれていらっしゃったなんて。
私は音源しか耳にしていないので、本当に本当に羨ましい!
私もその場にいてスルタノフの演奏をしっかりとこの耳で聴きたかったです。

スルタノフの演奏は、聴衆をぐっとひきこんで、自然と心の中へ
入ってくる演奏で、本当に大好きです。
聴衆に愛されて、幸せそうな笑顔からは、私も色々なことを感じました。
こんなに早い死が彼に襲ったなんて、信じられないです。
今月は、命日のある月でもあるので、私も彼の録音をたくさん
聴いています。

娘さんのピアノコンクール、私も心密かに応援していますね^ ^*

2007-10-23-Tue-09:54
スルタノスのピアノをモスクワ音楽院で聴きました。素晴らしい澄んだ美しい音に感動しました。病気にて天に召され心より哀悼の意を表します。
まだまだ活躍の場がたくさんあったのに・・・。と思うと残念でたまりません。
前途ある後輩を心から気づかい、ガヴリーロフの演奏も素晴らしいものであったと聞きました。どうか多くのロシアのピアニストの今後の演奏と活躍を期待したいと思います。

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